読書記録:アフターコロナのマーケティング戦略 最重要ポイント40
コンサル志望の平凡ワーママ、サチです。
最近読んだ本のメモです。
うっかり記入途中を今朝に掲載したため、リライトしたものを再公開します。
本の概要
アフターコロナのマーケティング戦略 最重要ポイント40
足立光/西口一希 ダイヤモンド社 2020年12月10日頃
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お気に入り度 ★★★★☆
当たり前のことも書いてあるし、通説(論点)に対してそうとも言えないというような回答が目立つ印象もありますが、自社の痛い所を突かれていたり勉強になる箇所がいくつもありました。
本の目次(抜粋引用)
イントロダクション コロナ前後で、何が変わったのか?
論点1 「アフターコロナによって、マーケティングや経営がどう変わるのかを考えないといけない」第1章 デジタル時代のマーケティングの誤解
論点2 「デジタル時代にマスマーケティングは不要だ」
論点3 「テレビなどの旧メディアはオワコンだ」
: (中略) :
論点6 「リアルでは限界があるから、今後はネット主体にシフトすべき」
論点7 「ビッグデータを持てば、最適なマーケティングが可能になる」第2章 顧客理解における誤解
論点8 「顧客の声を聞いて既存製品の改良や新製品の開発をすれば、売れるものができる」
論点9 「消費者調査は大いなる無駄である」
: (中略) :
論点13 「B2BとB2Cは別物だから、同じマーケティング理論は使えない」第3章 ブランディングの誤解
論点14 「ブランド名が認知され、ブランドイメージがよくなれば、よく売れる」
: (中略) :
論点18 「ブランドイメージは一貫性が大切だから、変えてはいけない」第4章 プロモーションの誤解
論点19 「プロモーションの役割は、認知度を上げて売上を伸ばすことだ」
論点20 「『糖質制限』や『テラスハウス』など、トレンドには常に乗っかるべき」
: (中略) :
論点26 「差別化できる要素がなければ、ヒットはつくれない」第5章 戦略策定の誤解
論点27 「論理的に考えて戦略を策定すれば、事業は成長する」
論点28 「戦略を策定したら、あとはそれを実行するだけだ」
: (中略) :
論点35 「みんなでバリューを考えれば、会社のカルチャーを変えられる」
論点36 「新興の弱小プレイヤーなんて気にしていられない。カテゴリーキングを目指すべきだ」第6章 アフターコロナのマーケティングで何を考えるべきか
論点37 「コロナ禍で商売が大打撃を受けた。もう値引きするしかない」
論点38 「価格で引きつければ、新規顧客の獲得につながる」
論点39 「リアルで行ってきたファンづくりの施策は、オンラインで代替できる」アフタートーク コロナ後にこそ、差別化ではなく独自化を目指そう
論点40 「カテゴリー内で圧倒的な差別化さえできれば、生き残れるのか?」
※前出の論点は、結論ではありません。論点に対して著者がどう考えているかは書籍内に書いてあります。
印象に残ったこと
あまり書きすぎるとネタバレになるので、ちょっぴりだけ書きます。
- 想像上のカスタマージャーニーはダメ
- カスタマージャーニーは、ペルソナの動きを時系列で表した道のり
- 想定で作ったペルソナとその行動ではなく、実在の個人から落とし込んだペルソナに基づくように
- 論理だけでは売れない、人は欲や感情で動く
- 自前にこだわり過ぎるこだわり過ぎるのも、無駄なコラボもダメ
- 差別化より独自化
- 競合比較は、競合と上司ばかりを見がちで、顧客を見ていない
参考
同じ著者の他の本に、例えばこんなものがあります。
「あなたの知らない」マーケティング大原則 世界的優良企業の実例に学ぶ(前サブ) 足立 光 土合朋宏 朝日新聞出版 2020年01月20日頃 売り上げランキング :
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マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す 「劇薬」の仕事術 足立 光 ダイヤモンド社 2018年11月23日頃
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たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS) 西口 一希 翔泳社 2019年04月08日頃
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