平凡ワーママがコンサルタントになるまで

偏差値50の平凡2男児のワーキングマザーが、将来の目標に向かって、テレビや書籍から学んだことや、資格勉強などの学習記録を残していくブログです。 本当にコンサルタントになれるかしら…?

簿記3級合格!時間のない2児ママが60時間強で合格した独学勉強法

コンサル志望の平凡ワーママ、サチです。

★未だ書きかけや未推敲がありますが、少しリライトしたので再公開します! まだリライトしたい😅

sachi-to-be-a-consul.hateblo.jp

 

5月に行った簿記3級のCBTの受験体験記を公開します。

長文になりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

 

ざっくり言うと…

 私はスキマ時間で、
 主に2つの旧型式の教材を使い、
 通説の100時間未満の勉強で、
 簿記3級ネット試験に独学合格!

 

この記事の想定読者さん

こんな方の参考になるかも?
  • 忙しくて細切れの勉強時間しか取れない
  • 勉強モチベーションの維持が不得意
  • うっかり古い出題形式のテキストや問題集を買ってしまった!
    あるいは、古い出題形式の過去問をやって大丈夫なの?と疑問
  • 単純に他の人の勉強と方法を聞いてみたい

 

逆にこんな方には不向きかも?
  • 元々、経理担当や経営系学部学科在学中/出身など、本業でベーススキルを持っている
  • 様々な資格をどんどん合格できてしまうほど地頭が良い
  • 毎日1時間以上集中して勉強する時間を取ることができる

⇒こういう方にはもっと合う勉強方があると考えますので、Uターンをお願いします!

 

前提となる私のスペックなど

学生時代の成績は平凡でした 

簿記は、試験ですが、学生時代の主要5科目で言うと、国語・社会・数学の力を応用したものではないかと思っていました。

自己紹介に、高校/大学等が偏差値50と書いていますが、得意不得意の凸凹が多少ありまして、数学はまあまあ好きだったので50を超えていますが、国語・社会は苦手科目で、偏差値40台でした。
当時の成績表など残っていませんので、イメージ図にするとこんな感じです。

f:id:sachi-to-be-a-consul:20210305132831j:plain

 

簿記を勉強する前のベーススキル


私の出身学部は商学や経営系ではありませんので、学生時代に簿記に触れることはまったくありませんでした。

就活や内定中に簿記を受ける友人もいたので、私もやってみようかな?と思ったのですが、もう、見た目が苦手で、、、

簿記は無理だ…と勉強を始める前に挫折してしまいました。

 

その後、会社の研修で、ソンエキケイサンショとはみたいなのも少し聞きかじりましたが、チンプンカンプン。

今回の簿記勉強の前に覚えていたことはたった1つ。

 

左右の合計は一緒。

 

ベース知識ゼロと言っても過言ではないですね😅

 

勉強時間の確保はなかなか難しい

2人の未満児の育児をしながらですので、あっという間に時間がなくなります。

仕事がない時でも、下の子はまだ夜間も含めて授乳をしていますし、上の子もまだ、一人遊びできるようで、すぐ構ってほしいし、すぐ危なっかしいことをします。

 

勉強をしなくても、睡眠時間をトータル6時間確保するのはなかなか簡単ではありません。

 

一方で、休日は夫が長男を遊びに連れて行ってくれたり、毎晩入浴をしてくれたりと、恵まれている所はありました。

 

今回の簿記3級ネット受験までの戦略

今回の私の受験目的

私の場合は、本業のスキル向上のためにも、中小企業診断士の勉強をしてみたいのですが、あまりに財務会計に苦手意識が強くて…。

 

財務会計分野の易しめの試験に合格して、少しでも自信をつけたいと思ったんです。

 

今回の私の目標

私の場合は3/10に簿記3級の勉強を開始し、当初は6月にペーパー試験を受けるぞ!と思っていました。

 

ですが、せっかくネット試験も始まったことですし、5月にネット試験を受けてみて、落ちたら6月のペーパーテストを目指し、更に落ちたら7月にネット試験でも良いんじゃない?と思い始めました。

 

また、満点合格は全く目指しておらず、70点スレスレで充分と考えていました。

 

集合でのテストではなく、CBTにした訳 

 

ネット試験にした理由は2つでした。

 

 

ちなみに、試験会場は、ペーパーテストの方が自宅から近く、ネット試験はどこも電車に乗らなければなりませんでした。

 

(参考)簿記のネット試験って何?

 

各所で比較やメリットデメリットが掲載されています。

pboki.com

   

私の勉強時間と勉強方法

 

私の勉強順
 

大雑把に傾向と対策を把握してから、ひたすら過去問を解き、新形式の差分を勉強して、新形式の予想問題を解くという進め方でした。

 

過去問は、問題別に解き、間違えたところだけを回別にやっていきました。

 

ちなみに、使っていた(過去)問題集が新形式に未対応のものと気付くのに少しラグがありまして(苦笑)、先に問題形式の変更に気づいていれば、もう少し効率的にやれたんじゃないかな?とは思います。

 

 

勉強期間は2ヶ月強で、時間は約60時間

私は普段、勉強記録をStudyplusでつけています。 

Studyplus(スタディプラス) 日々の学習管理に
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冒頭の通り、ベース知識のない人が簿記3級合格までに必要な勉強時間は100時間と言われています。
 
私は勉強時間自体は目標にしていなくて、下記を中間目標に置いていました。
  • 毎日1分でも簿記に触れる
  • 正答率8割以上(過去問/模試/予想問題など)

 

Studyplusでの記録によると、私は2ヶ月強で合計約62時間を簿記3級勉強に割いていました。

 

f:id:sachi-to-be-a-consul:20210605090735j:image

 

使用した教材は、成美堂出版の! ただし新形式未対応!

 

教材別では、約37時間(6割)を旧形式の過去問に費やしました。

 

テキスト読みは5.5時間ほど。

 

Web教材は19時間程やっていて、細かくつけていなかったのですが、これは主に旧形式で勉強していた私が①新形式の差分を学ぶ時間と、②新形式の予想問題をやっていた時間の合計になります。

 

アプリや自作音声教材もトータル1.5時間くらいやっていますが、これは手応えナシでした。

 

各勉強の状況

 

過去問題集の出題傾向と攻略法(旧形式)

 

過去問

過去問は3周やるつもりでいましたが、時間ばかりかかる点もあり、最後の方は撤退しました。

 

一方で、過去問でひたすら慣れる!というのはおすすめだと思いました。

慣れさえすれば、解くスピードも上がったなと感じるためです。

 

テキスト

私の場合は、過去問を解く方があくまで優先!

テキストは一度はザッと読んだものの、公園で子ども達を遊ばせている間に、苦手分野を補充することに主に活用していました。

 

育児中のママだからこそ音声教材にも頼ろうとしたが止めた

私はどちらかというと、聴覚優位な認知特性のタイプかと思われ、音声教材にも頼ろうとしていました。

家事育児で両手が塞がっていても、耳は空いていますので。

こんな感じで、写メから文字情報に変換し、倍速対応可能なアプリで読み上げをしてもらうことも何度かチャレンジしたのですが、結果的には私の場合、あまり定着しませんでした🤣

ClipOCR〜人工知能文字認識アプリ
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ネット試験特化対策も検討したが、お金はかけないことにした

 

実はあまりやってないです😅

  • パブロフや大原の模擬プログラムの動画を視聴した
  • 問題文への書込みをしないようにした
  • 計算用紙がラミネート&細マジックの会場もあるので、太めのペンで無地の裏紙にメモしていた(結果、シャープペンの会場だった)

 

元々は、大原のネット試験対策を申し込もうか迷いましたが、間に合わなくなってしまい、お金もあまりかけたくなかったので、下記に公表されている問題を解くことにしました。

 

www.kentei.ne.jp

 

(参考)2児ママ、こんな細切れ時間があります

 

細切れのすきま時間を活用しないと勉強できませんでした。

すきまの種類によって、勉強内容を変えていました。

 

  • ずっとは離せないけれど目を数十秒おきに離せる
    ⇒ テキストを眺める
    • 公園遊びの最中、長男が一人で夢中になっているとき
    • 信号待ち
  • 手が塞がっているけれど耳があいている
    ⇒ 自作音声教材の倍速聞き流し
    • 次男に母乳をあげている最中(10~15分)
    • 洗濯物の取り込みや食器洗いなどの家事
    • 読書中
  • 目も耳も好きなだけ使える
    ⇒ ここぞとばかりに手で書いて過去問を解く
    • 子ども達が二人とも寝ている夜中

ただし母乳をあげている最中でも、仕訳(旧型式第1問)なら解けるな!と気付いたので、こんなこともしていました。

   

いざ試験本番!

 

私の本番体験談

 

いよいよ、本番体験談。

 

急遽、子どもの預け先を保育園の延長としなければならなくなったり、当日大雨で大変だったりで大変でしたが、自宅から数駅のところにある某所で無事受験しました。

 

会場は、感染対策で、手指消毒や間隔を空けるようにだったり、色々コロナ禍らしい指示がありました。

 

会場に依るのですが、私が受けた会場は、ラミネート紙にサインペン式ではなく、真っ白のA4用紙にシャープペンの会場でした。

また、受験用のデスクトップPCは非常に旧型に見えました。

 

 こちらの写真のとおり、第2問が壊滅的、第3問が満点でした!

 

出題された問題

ネット試験では、ペーパー試験と異なり、人によって出題される問題は異なります

 

試験問題について詳しく書くのは禁じられているので、私が解いた問題について、ボヤッと書いておきます。

  • 第1問は各校が出している型式でほぼ同じも、難易度は素直なものが多く、ちょっとひねくれた問題というのは少なめの印象でした。
  • 第2問(1)は、どのタイプが近いか思い出せないのですが、過去問でいうと第2問で出てくる遂になるようなTフォームの空欄を補充する問題で、見た瞬間凍り付きました
    私が苦手を克服できないまま臨んだのが最大の原因ですが、私のこれまでやってきた問題の中でも最大級の空欄だらけの問題で、こっちがこれならこうだろうという推測をしづらかったためです。
  • 第2問(2)は、語彙選択の問題でした。
    難易度は各校と同じくらいではないかと思います。
  • 第3問は、精算表ではなく、難易度は各校より素直なものが多かったです。

www.kentei.ne.jp

 

 

まとめ

 

繰り返しとなりますが、簿記3級合格のためにはこの方法が一番だ!とは思っていません。

どちらかというと、初学者向けで、旧型式の過去問でやって意味あるの?という疑問にを検証したもので、結果論でしかありません。

 

ですが、今回の勉強を通じて

  • 場数を踏む(過去問や予想問題を解きまくる)のが、結果的にスピードアップに繋がり良い
  • 先にブログに合格後のブログイメージを書いて下書きしておく
    ⇒言霊

と感じました。

 

私同様、簿記の見た目のとっつきづらさで一歩を踏み出せないと悩んでいる方がいらしたら、こんな勉強法も参考にしてみてはいかがでしょうか?